最近の健康ブームも相まって、食品の安全に気を使う人が増えてきました。
そのような需要を受けて、食品だけでなく嗜好品としてのコーヒーにも、 オーガニックな豆を取り扱うお店が出てきました。
でも、オーガニックコーヒーって、そもそもどんなコーヒーなのでしょうか?
普通の珈琲豆と何が違うのでしょうか?
世界的に有名な、よくCMなどで宣伝しているコーヒーのメーカーが、どのようにコーヒー豆を仕入れているか知っていますか? また、適正な価格でのコーヒー豆の取引を進めてゆくにはどうすればいいのかを考えてゆきたいと思います。
コーヒー農家がおかれている実情
あなたの飲んでいるコーヒーはいくらですか?いまでは全世界で1日あたり約20億杯も飲まれているコーヒー。 それを安く飲めるのは、大手企業が世界中から安いコーヒーを探して提供してくれるから。
しかし、それらの世界的グローバル企業が、私たちに安くコーヒーを提供出来るのは、 彼らがコーヒー市場を支配し、コーヒー農家に支払う代価を低く維持することで成り立っており、 それにより彼らもまた莫大な利益を得るシステムを作り上げているからです。
そのため、多くのコーヒー農家が困窮し、 農園を手放さなくてはならないという問題が発生しており、 先進国の人々が優雅に暮らす一方で、何時までも貧しい生活を強いられているという現実があります。
私たちができる選択
美味しく幸せにコーヒーを飲んでいるなら、それを作っている人も、 関わっている人みんなが幸せになって欲しいですよね。でも、巨大コーヒー産業を牛耳っている大企業は、安く珈琲豆を買い叩き、 それをグローバルに販売することで莫大な利益を得ているわけです。 そのような大企業のコーヒーを飲むことは、大企業を応援することにもなるし、 彼地のコーヒー農家を苦しめることにもなるわけです。
ではどうしたら良いのか?
コーヒーは飲みたい、しかもみんなが豊かになるためには・・・
そんな思いで行われているのが、フェアトレード(公正な貿易)です。
>> フェアトレードコーヒーとは