フェアトレードコーヒー

フェアトレードコーヒー豆と普通のコーヒー豆と何が違うのでしょうか?
フェアトレードコーヒー ヘッダー

フェアトレードコーヒーとは

フェアトレードコーヒー豆は、必ずしもオーガニックであるとは限りません。 豆自体も、普通のコーヒー豆と変わりはありません。
違いは、そのコーヒー豆を作っている、主に途上国の人たちの生活を考えて公正に売買されているかということです。

世界的な大企業が販売しているコーヒーは、コーヒー豆を作っている現地の人々の生活には関心がありません。 できるだけ安く購入し利益を上げ、株主に還元するというのが企業の目的ですから。 ですが、そのために、多くの人々が貧困から抜け出すことができないように縛られているわけです。
それは、大企業に有利になるように、 貿易や関税の仕組みなど、多方面において法的な優遇を受けられるように、 ロビー活動などをとおして、法的に問題ないようにしているからです。
しかし、法律的に問題がなくても、現実的には多くも問題が発生しているわけです。
大企業が自分たちの都合が良いように、世界を牛耳っているというのが見え隠れしてきます。
しかしながら、それらの企業のコーヒーを飲んで一緒に贅沢を享受し、 大企業を支援しているのは、私たち先進国の消費者であることも事実なのです。


フェアトレードであることの認定基準

国際フェアトレード基準は、FLO(フェアトレードラベル機構)によって設定されるフェアトレード全般に関する基準です。
その基準は、生産者が守るべきフェアトレード基準や輸入業者が守るべきフェアトレード基準があり、 これらの基準は、FLO基準委員会と、生産者や貿易業者などフェアトレードに参加する関係者によって定期的に見直されています。

フェアトレードとは(WFTOサイトより )
フェアトレードとは、貧困のない公正な社会をつくるための、対話と透明性、互いの敬意に基づいた貿易のパートナーシップです。 フェアトレードは、特に「南」の立場の弱い生産者に、よりよい貿易の条件を提供しその権利を守ることによって、 持続可能な発展を支援します。
フェアトレード団体は、活動のミッションの柱としてフェアトレードを行っています。 消費者の支援を得て生産者を積極的に支援し、既存の国際貿易のルールや慣習を変えるために、 キャンペーンなどの啓発活動を行ないます。
IFATに認証されたフェアトレード団体は、右のマークを掲示しています。 フェアトレードは、単に物を売買しているだけでなく、公正に貿易を行なうことが可能であることを証明しています。 既存の貿易のルールや慣習を変える必要があることを明らかにし、 どうすればビジネスとして成功しながら人の権利も守ることができるかを示しています。

フェアトレードラベル

現在では、欧州ほぼ全域、北米、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどの26カ国21ラベル認証機関が、 FLOの構成メンバーとしてラベル運動の普及に努めています。
また2007年5月には、中南米・アフリカ・アジアの各生産者ネットワーク組織もFLOの構成メンバーに加わり、 FLOの運営に主体的に参加しています。 その結果、中南米、アフリカそしてアジアの60カ国で約120万人の生産者、労働者が、 さらにその家族を含めると推定約750万人がフェアトレードによる利益を得るまでになっています。

 >> フェアトレードラベルジャパン


調和のとれたコーヒーを飲むために

そうやって、美味しいコーヒーをいただいているわけですが、 では、珈琲豆はどのように作られて、どのように加工されているのでしょうか? 一体誰が作っているのか、そのように作られているのかを考えてみましょう。
コーヒーが作られる真実をみて、安心して飲めるコーヒーを味わいたいものです。

 >> 公正な貿易について、映画で勉強する。
 >> 公正な貿易について、本で勉強する。



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